繕いに目を向ける
ダーニングを初めてやってみた。
たまたま手に取った本で、ダーニングを知った。穴が空いた洋服や靴下を繕う時に糸を織るように刺してまた使えるようにする、イギリスからの修復術だ。
ちょうど、お気に入りの靴下に穴が空いていた。
いつもは捨ててしまうのだけれど、RとL(ライトとレフト)の記号がかわいくて、ずっと眠らせていた。
文字の色に合わせて、ダーニング。
ちょっと靴下自体がボロボロだけど、個人的には満足作品。
足元で、印象は変わる。今までは早いペースで靴下を買い替えていた。それは以前、アパレルで働いていたからで、不潔な印象を持たれたくなかったからだと思う。なんとなくその習慣がストレスだった。
基本、繕うよりも先に新作のアイテムが出てきて、代替わりしていく。
流行、トレンドの情報に飲まれて欲しくなる。
でも、世の中には意味わかんないくらい服の廃棄に溢れている。
そんな服たちを、修復して、アレンジして、自分だけの服に育ててみたい。
そんな思いの、第一歩。